ビザは、正確には「査証」といいますが、一般的には「ビザ」と言われています。

ビザは、発給する国によって、その意味や効力に違いがあります。

 

ビザの効力

　日本に入国しようとする外国人は、自国の政府が発行した有効なパスポートに我が国の在外公館が発行するビザの発給を受ける必要があります。（「出入国管理及び難民認定法」（いわゆる「入管法」）という法律の第６条第１項）

　日本への入国を希望する外国人は、日本の在外公館に対しパスポートを提示の上ビザ申請を行うこととなりますが、

申請を受けた在外公館は、その外国人が日本に入国して差し支えないかどうかの審査を行い、問題ないと判断される場合にビザが発給されることになります。

 

ビザの種類と有効期間

　日本のビザには、「一次有効」（有効期間内に一回のみ使えるもの）のビザと「数次有効」（有効期間内に何回でも使えるもの）のビザの二つの種類があり（「数次有効」のビザは「マルチビザ」とも呼ばれています。）

　また、それぞれのビザには有効期間が定められることとなります。定められた有効期間内に日本へ入国しない場合にはそのビザは使えなくなってしまいますので、ビザの発給を受けた場合は必ずその種類・有効期間を確認していただく必要があります。

 　 なお、ビザの有効期間は、別途定められる滞在期間とは別のものであり、例えば、有効期間が３ヶ月で滞在期間が１年のビザの発給を受けた場合、発給日の翌日から起算して３ヶ月以内に入国する必要があり、入国後は、入国を許可された日の翌日から起算して１年間日本に滞在することができるということになります。